大根は葉っぱまで美味しく漬物に!
浅漬け・ぬか漬けレシピ・麹や梅酢を使った漬物も!
冬野菜の主役・大根は、漬物にすると根から葉まで余すことなく食すことができます。大根に含まれる栄養や部分ごとのの特徴を把握して、大根をより美味しく味わってみませんか?漬物の定番「浅漬け」と「ぬか漬け」レシピを、老舗漬物店・畠田商店が伝授します!
漬物の定番・大根の栄養
大根には、ビタミンAやビタミンC、食物繊維、ジアスターゼなどの栄養素が含まれています。特に、根っこの部分には消化酵素がたっぷり。ジアスターゼは、胃酸の過剰分泌を抑える効果があり、胃もたれや二日酔いを防ぐ効果があると言われています。
また、葉の部分には、カルシウムや、鉄分などが多く含まれているので夏バテや貧血予防に一役買ってくれます。そんな栄養満点の大根を余すことなく、手軽に摂取できる漬物は毎日の食事に取り入れたい一品ですね。
漬物づくりに適した大根の部位は?
大根は、葉に近くなるほど甘さが増し、先に向かうほど辛味があります。また、先端部分の方が、水分量が少なく調味液が馴染みやすいため、ご家庭で漬物を作る際には先端に近い部分を利用してみましょう。
大根の漬物の種類と簡単レシピ
大根の浅漬け
シンプルな材料で漬けられる大根の浅漬けは、大根の美味しさを最大限に楽しめて、漬物づくり初心者さんでも簡単に漬けることができるお漬物。大根の大量消費にもおすすめです。
材料
大根 | 半分 |
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◎酢 | 25cc |
◎塩 | 大さじ1 |
◎砂糖 | 大さじ8 |
◎酒 | 小さじ1 |
レシピ
1 | 大根の皮を剥き、いちょう切に切る。 |
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2 | ◎の材料を容器に入れて混ぜ、①を入れて漬け込む。 |
畠田商店では、間引き大根を使った浅漬けをご用意しています。中抜き大根は実は小さいものの、葉っぱの部分は栄養満点。ピリリとした辛味がアクセントになり、日本酒のおつまみにもおすすめです。細かく刻んで、ちりめんじゃこと和えてもOK。夕飯の一品にも大活躍です。
大根のぬか漬け
大根は、ぬか漬けの定番野菜のひとつ。さっぱりと薄味で楽しみたい方は浅漬けに、うま味たっぷりのぬか漬けを味わいたい方は本漬けに、自分好みにアレンジを楽しんでみてください。
レシピ
1 | 大根の皮を剥く。 |
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2 | 塩分濃度5%の塩水に1日漬けて浅漬けにする。 |
3 | 2を洗って塩を抜く。 |
4 | 3を塩水に3〜4日ほど漬ける。 |
5 | 重りをのせて2週間ほど置く。※1日1回底から混ぜる |
畠田商店のぬか漬けは、3週間の月日をかけて一本一本丁寧に漬け込む本漬け派。甘みが増した旬の大根をシンプルな材料で漬け込むことで素材の味を存分に生かし、乳酸菌発酵でじっくり成熟させることによって旨みと酸味を引き出して深い味わいに仕上げています。
畠田商店の大根の漬物
畠田商店には、大根を使ったオリジナルの漬物をたくさんご用意しています。同じ大根でも味付けや漬け方によって、味わいはさまざま。食べ比べをして、11月~3月に旬を迎える大根のお漬物を存分にお楽しみください。
麹を使った「割漬大根」
大根の心地よい歯ざわりと、麹が醸す豊かな香りのハーモニーを味わえる一品。レモンを絞ると爽やかにアレンジができ、ご飯も進みます。
パリッとまろやか「梅酢沢庵」
渥美半島大根を、甘味のある梅酢、はちみつ、砂糖、塩少々を調合した調味料に漬け込んでいます。切り刻んで、お弁当に振りかけたり、手巻き寿司の具にしたり、さまざまな食べ方でお楽しみいただけます。