大根のべったら漬けとは?簡単・本格レシピ!
おいしさUPのコツもご紹介

「べったら漬け」とは、甘く優しい味が特徴の大根の漬物。老舗漬物店が教える家庭用の簡単レシピと、美味しさUPのワンポイントをご紹介します。冬の味覚・大根を「べったら漬け」でパリパリっと手軽に、より美味しく味わいましょう!
1.大根のべったら漬けとは?
べったら漬けとは、大根を使った甘口の漬物。江戸時代に東京の庶民を中心に親しまれ、今では、沢庵と並ぶ代表的な大根の漬物として全国的に食されています。
パリパリとした食感とほんのり甘く優しい味わいに、ついついお箸を伸ばしてしまうという方も多いはず。
最近では通年販売しているお店もありますが、一般的に大根が旬を迎える冬が「べったら漬け」の販売時期です。寒い冬だからこそ、甘いべったら漬けを熱々のご飯と一緒にかき込んだり、熱燗のおつまみに味わったり。季節の移ろいを感じながら、旬のお漬物を味わってみませんか?
2.甘酒でカンタン!大根のべったら漬けレシピ
家庭で漬ける簡単レシピ
一般的には、大根を塩で下漬けし、米麹と砂糖で漬けこむ「べったら漬け」。しかし、米麹は手に入りにくい場合や、漬ける際の温度管理が難しい場合もあります。そこで今回は、手軽に入手できる「甘酒」で代用した簡単レシピをご紹介します。大根の大量消費にもぴったりです。
材料
大根 | 1本 |
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塩 | 35g |
甘酒(ストレートタイプ) | 300g |
レシピ
1 | 大根の皮を剥き、縦に4等分に切る。 ※大根が長い場合は横半分に切っておく。 |
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2 | 塩をまぶして容器に入れ、漬物石(重し)をのせて1日おく。 |
3 | 出てきた水気を捨て、水で洗う。 |
4 | 別の容器に、水気を切った大根と甘酒を入れる。 ※お好みで鷹の爪や柚子の皮で風味付けしてもOK |
5 | 1〜3日おくと出来上がり。 |
老舗漬物店・畠田商店のこだわり
畠田商店の「べったら漬け」は、新鮮でみずみずしい大根を使用しています。大根の皮は少し厚めに剥き、軽めに塩漬け。さらに「水あめ」「砂糖」「米麹」を黄金比でブレンドした秘伝のレシピで本格的に漬け込んでいます。水あめを使うことで艶々とした上品な漬物に。野菜本来の甘みやポリポリとした食感、米麹のあっさりとした味わいをお楽しみいただけるように工夫を凝らしています。
3.べったら漬けをより美味しく!老舗漬物店おすすめの食べ方
「べったら漬け」をより美味しく味わうためには、切り分ける際の「厚み」がポイントに。畠田商店の「べったら漬け」の場合は、沢庵の約3倍強の厚さを目安に分厚くカットすると、大根のジューシーな味わいと調味液の風味が調和して、ベストな食感と味わいをお楽しみいただけます。
自分好みに切り方を工夫して、「べったら漬け」をより美味しく味わってみてくださいね。