簡単なのに本格的!
老舗漬物店が教える家庭での「ぬか漬け」の作り方
「時間はかけたくないけれど、本格的なぬか漬けを作りたい」。そんな欲張りさん必見の簡単で本格的な「ぬか漬け」の作り方を野菜別にご紹介します。プロの技を手軽に実践できるワンポイントアドバイスも掲載しているので、ぬか漬け作りに役立ててみてくださいね。
1.家庭で簡単!初心者でもできる本格ぬか漬けの作り方
畠田商店のぬか漬けは、どの野菜も一度浅漬けにした上でぬか漬けを作ります。そうすることで、野菜の水分がしっかりと抜け、ぬかを浸透させることができますよ。
きゅうり
1 | きゅうりのヘタを切る。 |
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2 | 容器に水を張り、水浸しながらきゅうり同士を擦り合わせて板ずりをする。 Point 板ずりをして、きゅうりの表面の小さな突起を取り、表面をなめらかにすることで味を染み込みやすくします。 |
3 | 2を塩分濃度5%の塩水に1日漬けて浅漬けにする。 |
4 | 浅漬にしたきゅうりをぬか床に均等に並べる。 |
5 | 重りをのせて4日ほど置く。酸味が欲しい場合は7日ほど置く。※1日1回底から混ぜる Point 漬物石が無い場合は、家庭では水を満タンに入れた2リットルのペットボトルで代用できます。 |
にんじん
1 | にんじんの皮を剥き、ヘタを切る。 |
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2 | 縦半分に切る。 Point 板ずりをすると浅漬けの時点で辛くなるので、ここではしない。 |
3 | 2を塩分濃度5%の塩水に3日〜4日漬けて浅漬けにする。 |
4 | 浅漬けにした人参をぬか床に均等に並べる。 |
5 | 重りをのせて2日ほど置く。※1日1回底から混ぜる |
白菜
1 | 白菜を半分に切る。 |
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2 | 容器に1と適量の塩を入れ、重しを掛ける。水分が出るまで置く。 |
3 | 白菜を取り出し、水にさらす。 |
4 | 白菜の葉一枚一枚に塩を塗りこみ、重しを掛けてさらに1日寝かせる。 |
5 | 浅漬けにした白菜の葉一枚一枚にぬかを挟みこむ。 Point 芯の部分まで隙間なくぬかを挟みこみましょう。 |
6 | 重りをのせて2日ほど置く。※1日1回底から混ぜる。水が上がってきたら適宜水を捨てる |
なす
1 | なすのヘタを切る。 |
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2 | 塩分濃度5%の塩水に1日漬けて浅漬けにする。 |
3 | 浅漬にしたなすを、ぬか床に均等に並べる。 |
4 | 重りをのせて4日ほど置く。酸味が欲しい場合は7日ほど置く。※1日1回底から混ぜる |
大根
1 | 大根の皮を剥く。 |
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2 | 塩分濃度5%の塩水に1日漬けて浅漬けにする。 |
3 | 2を洗って塩を抜く。 |
4 | 3を塩水に3〜4日ほど漬ける。 |
5 | 重りをのせて2週間ほど置く。※1日1回底から混ぜる |
白瓜
1 | 白瓜のヘタを落とし、半割りして種を取る。 |
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2 | 塩分濃度5%の塩水に1日漬けて浅漬けにする。 |
3 | 2をぬか床に均等に並べる。 |
4 | 重りをのせて4日ほど置く。酸味が欲しい場合は7日ほど置く。※1日1回底から混ぜる |
2.畠田商店のぬか漬け作りのこだわり
今回は「家庭でできるぬか漬け作り」をまとめてみましたが、畠田商店ではこの何倍も手間暇をかけて漬物作りをしています。大きな樽で大量に漬け込むことで、家庭では再現できないうま味を凝縮。厳選した旬の露地野菜を、国産米からとれる「ぬか」とミネラルを多く含む地元兵庫県産の「赤穂塩」でじっくりと漬け込んでいます。
家庭で漬けた自分好みの味と、こだわりが詰まった当店のぬか漬けを食べ比べてみるのも楽しいですよ。
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